【こんな本を読んでみよう! 小野里先生編】

皆さんは中国に関してどんなイメージを持っていますか?
人口が多い、世界第2位の経済大国、公害がひどそう・・・などなど、いろいろあるかなと思います。歴史が長い、なんてことを考える人もいるでしょう。そんな中国から、日本は、様々な影響を受けてきました。今現在もそうですね!故事成句(語)もその一つです。そんな長い中国の歴史を分かりやすく解説してくれているのが、この本、『故事成句でたどる楽しい中国史』(井波律子著 岩波ジュニア新書)です。
背水の陣、井の中の蛙、登龍門・・・等々。みんなも聞いたことがあるものも結構あると思います。では、これらの言葉はどのように生まれたのでしょうか。これら多くの故事成句の一つ一つの背景には物語があります。この本は、その物語を中国の歴史を踏まえながら、順番に分かりやすく解説してくれています。中国の歴史を学びながら、故事成句の知識も学ぶことができる、非常にお得な一冊です。是非手にとってみてください。
ちなみに、最後に索引も載っているので、気になった故事成句の意味を調べることもできます。